★日本 経済 株式★今回の不況は日銀金融不況、民主党政権不況なの? [経済・金融・投資]
2月5日(火)日銀の白川総裁が3月19日(火)付けで辞職する事になりましたね。
政権交代後、政府の脱デフレを目指すうえで一番の障害を取り除いた事に
なりました。つまり『金融緩和』の事です。
政府の財政政策(=アベノミクス)と日銀の金融政策のシナジー効果で
景気を上向かせる。現時点では、日経平均の上昇と円安という結果が効果を
物語っています。
このタイミングでの日銀総裁の辞任は、市場、特に海外投資家にとって
非常にインパクトがありました。諸外国では日本の景気低迷の原因の1つとして
日銀の消極的な金融緩和を挙げています。
私も経済に関して勉強不足で、藤巻健二氏の著書等で円安にすれば
日経平均が上昇する事くらいしか理解していませんでした。
では、どうすれば為替が円安に振れるのか、その方法論について全く勉強しませんでした。
円安にする為、財務省の為替介入より日銀の金融政策の方が有効であるなんて
つい最近まで知りませんでした。
日銀の金融緩和とは具体的に
①お札を大量にする事
②短期ではなく長期国債を買い上げる(償還期限近くは除く)
③市中の株式を買い上げる
※それ以外にも様々な金融政策があります。
日銀がそれらを全く行っていないといえば、決してそうではありません。しかし
緩和する規模が米国・英国・欧州等と比較して小さすぎたのでしょう。
その結果リーマンショック前の日経平均に戻ったのが、つい昨日という有様です。
4年近く政府・日銀は何をやっていたのでしょうか?
民主党政権時、『デフレ・円高を楽しもう』なんて発言していた
経済学者、コメンテーターは『経済のしくみ』を全く理解していない人達だったのでしょうか?
リーマンショック以降、私も経済関連の書籍は何十冊と読みました。
中にはドルに対して円が60円に突入する時代に突入するかもしれないと書かれていた書籍もありました。
日銀が現行の緊縮金融政策を続けていれば、1ドル60円もあったかもしれません。
今ならそれも理解できます。
また円高なので、海外旅行を勧める番組や情報を喧伝する番組をたくさん放送されていました。
テレビでコメントする学者・先生方はお金持ちなので庶民の生活なんて
おおよそ関係ない次元で生活しているのでしょうね。
デフレや円高はお金持ちや安定した職業に就いている人にとっては、非常に快適なのでしょう。
民主党政権は所得再分配をして、国民全体を豊かにする政策を詠っていましたが、結局
お金持ち達の為に政治を行っていたなんて皮肉ですよね。
リーマンショック以降、日本経済が不況に陥った原因は日銀や民主党政権に原因が
あるならば、後々歴史では日銀不況または民主党政権不況と銘打たれるかもしれませんね。
しかし不況を生み出した政党に政権を任せたのは国民にも責任があります。
結局デフレ問題に言及した管元首相も言及しただけで無策でした。
その後の野田政権にしても、デフレに関してはほとんど有効な政策をうっていません。
挙句の果てには増税ですから。
自分に対しての戒めでもありますが、もう少し経済について勉強しなければならないと
心から感じています。
つい最近まで名目と実質の違いもほとんど知らなかったのですから
本当に恥ずかしいです。
次の日銀総裁が誰になるのか非常に注目しています。
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小生の拙いブログにお越しいただき有難うございます^^)
by 獏 (2013-02-08 23:49)