★試験 資格 貿易 通関士試験★判断基準価格について [資格試験]
通関実務の輸出・輸入申告書を作成する問題に商品の仕入書価格が
20万円未満なら統計品目番号の最後の数字が×になる問題があります。
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仕入書に記載されている品物が20万円未満かを判断するのに
判断基準価格を求めなければなりません。
輸出申告書の例題はこんな感じです。
<仕入書価格>
①テレビ 2台 3,000ドル ← 本当は全部英文です。
②DVDプレイヤー 10台 2,350ドル
実勢為替レート 1ドル = 81円
判断基準価格を求めるには
20万円 ÷ 81円 = 2,469.13ドル(判断基準価格)
つまり2,469.13ドル未満のものは小額貨物という事で
DVDプレイヤーの統計品目番号の末尾は×になります。
応用問題はこんな感じです。
①仕入書の合計額が31,100ドル(FOB価格)
②国内の工場から輸出港までの運賃が622ドル
③輸出港から輸入港までの保険料と海上運賃 4,500ドル
判断基準価格は
FOB価格 + 622ドル = 31,722(諸チャージ込仕入書価格)
この場合輸出なのでFOB価格(本船甲板渡価格)なので
③の保険料と海上運賃は諸チャージには含めない。
31,722 ÷ 31,100ドル = 1.02
20万 ÷ 1.02 ÷ 81円 =2,420.72ドル
つまり2,420.72ドル未満なら小額貨物ということになります。
応用問題に関しては費用によって諸チャージに含むか含まないかを
考えなければなりません。それには正確な知識が必要になってきます。
間違い等ございましたら、ご指摘の程よろしくお願いします。
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